DURA ACE RD-7402をget!


言わずと知れたshimanoの最高峰ロードコンポーネント, DURA ACEの7400番台Rメカgetしました. 
どこで手に入れたかと言うと, 先週用事ついでに行った東京は葛西にあるサイクルパラダイスです. お値段はまあ秘密としておきましょうw. 
さて, 7400番台DURA ACEは1984年に発表されて以来12年間に渡り発売されていましたが, その間にリア変速段数は6, 7, 8段と増えてゆき, それに伴い7400, 7401, 7402, 7410とマイナーチェンジがなされました. 
今回手に入れたRD-7402は8段SIS変速対応のリアディレーラーとなります. 
コンポーネント進化の過渡期のものであったのでいろいろ面白い機能がみられます. 
まずはいつも通りshimanoの分解図で素性を確認. 


一見、一般的なリアディレーラーの分解図に見えますが7番ボルトに注目してください. そう, 5 mmアーレンキーを差し込む方向が現代のリアディレーラーと逆方向となっております. エアロを意識したものでしょうか. RD-7400, RD-7401, RD-7402のすべてが一貫して工場出荷時このボルトを逆転させていました. ところが!! これではワイヤー固定時ドライブ側スポークが邪魔で仕方ありません...( ;∀;) そこで, 整備性を上げるためにボルトを一般的な方向に戻す方がいいでしょうね. 

お次はこれ!
ワイヤー取り付けボルトの下に何かマイナスネジが見えますね.
これは当時発売されたされたばかりのSTIレバーを使用した場合と, Wレバーの場合で切り替えるためのスイッチと言うこととなります.
なぜこのようなシステムが必要となるのか??
shimanoの見解としてはSTIレバーとWレバーで引き量は等しいものの, STIレバーを使用した方がワイヤーが長くなることから, STIレバーの場合はバネのテンションを大きくすることが必要と言うことのようです.
とはいうものの, ワイヤー取り回しを正しくし, 端面処理をしっかりすればWレバーモードでもSTIレバーを使用することも可能でしょう. 

お次はこのプーリー!! 注目すべき点は二つ.
中心部のベアリングはいずれもブッシュベアリングですが, その色に注目!
白色...そうなんです!! これはセラミックブッシュベアリングなんですね. 金属製と比較するとメンテナンス性高そうに思えますが, 実際に回転させてみると...以外にも全然回転しません(笑).
ちなみに, この時代shimanoに押され気味であったSUNTOURはすでにシールドベアリングプーリー搭載したSuperbe Proリアディレーラーを発売していました. 

2つ目はガイドプーリーの材質です. 

なんと金属製です. こちらもRD7400~7402まで一貫して金属製ガイドプーリーとして発売されていました. 現代においても, 3大コンポーネントメーカーの純正プーリーはいずれも樹脂製であることを考慮するとこれはあまり成功しなかったようですね(^^;;

改めてこの時代のコンポーネントパーツをみてみると, 全体的に仕上げが良いですね. 20, 30年でも使い続けられている理由がわかりました. 

 

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